「体重は変わっていないのに太って見える」「写真に写ると上半身が大きく見える」——このようなお悩みを持つ方は少なくありません。実はその原因、脂肪ではなく**姿勢(巻き肩)**にある可能性があります。整体の現場でも、巻き肩を改善しただけで「痩せました?」と言われるケースは非常に多いです。今回は、巻き肩が太って見える理由と、その対策について詳しく解説します。

■ 巻き肩とはどんな状態?
巻き肩とは、肩が前方に入り込み、背中が丸くなった姿勢のことです。長時間のスマホ操作やパソコン作業、デスクワークなどにより、胸の筋肉が縮み、背中の筋肉が弱くなることで起こります。現代人に非常に多い姿勢不良の一つです。
■ 巻き肩が「太って見える」3つの理由
① 胸が潰れて上半身が分厚く見える
肩が前に入ると胸郭(肋骨のかご)が圧迫され、体が横に広がります。本来は前後に立体的な体が、横幅のある平面的なシルエットになるため、実際より大きく見えてしまいます。
② 首が短く見えて顔が大きく見える
巻き肩では頭が前に出るため、首が埋もれたような状態になります。首が短く見えると、相対的に顔が大きく見え、上半身全体が重たい印象になります。
③ 二の腕・脇まわりに脂肪がつきやすくなる
肩が前に入ることで脇が閉じ、血流やリンパの流れが滞ります。その結果、老廃物が溜まりやすくなり、二の腕や脇下がたるみやすくなります。実際に脂肪が増えていなくても、むくみや筋力低下で太く見えるのです。
■ 見た目だけでなく不調の原因にも
巻き肩は美容面だけでなく、以下のような不調にもつながります。
- 肩こり・首こり
- 頭痛
- 呼吸が浅くなる
- 自律神経の乱れ
- 猫背の固定化
胸が圧迫されると肺が十分に広がらず、呼吸が浅くなります。すると酸素供給が低下し、疲れやすさや集中力低下の原因にもなります。
■ 巻き肩を改善すると起こる変化
整体で姿勢が整うと、多くの方に以下の変化が見られます。
- 上半身が薄く見える
- 首が長く見える
- バスト位置が上がる
- 二の腕がスッキリする
- 顔が小さく見える
- 呼吸が深くなる
つまり、体重が変わらなくても「痩せて見える体」になるのです。
■ 自宅でできる簡単セルフケア
◎ 胸のストレッチ
壁やドア枠に手をかけ、胸をゆっくり開きます。デスクワークの合間に行うだけでも効果的です。
◎ 肩甲骨を寄せる運動
背筋を伸ばし、肩甲骨同士をゆっくり近づける動きを10回程度繰り返します。背中の筋肉が活性化します。
◎ スマホ位置を上げる
画面を顔の高さに近づけるだけでも、頭の前傾と巻き肩の進行を防げます。
■ 整体での改善アプローチ
慢性的な巻き肩は、筋肉だけでなく骨格のバランス(背骨・肋骨・骨盤)も関係しています。整体では以下を総合的に整えます。
- 胸郭(肋骨)の可動性改善
- 肩甲骨の位置調整
- 首・背骨のバランス調整
- 骨盤の安定化
- 呼吸機能の改善
特に骨盤が後傾していると背中が丸まりやすく、巻き肩が固定されやすくなります。
■ まとめ
巻き肩は単なる姿勢の問題ではなく、「太って見える」「老けて見える」「疲れて見える」など、見た目の印象を大きく左右します。逆に言えば、姿勢を整えるだけで体型の印象は大きく変わります。ダイエットを頑張っても見た目が変わりにくい方は、まず姿勢を見直すことが近道かもしれません。
もし、長年の肩こりや上半身のボリューム感に悩んでいる場合は、巻き肩の改善を専門的に行う整体ケアを取り入れてみることをおすすめします。見た目の変化だけでなく、体の軽さや呼吸のしやすさも実感できるはずです。

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