みなさん。こんにちは!千代田区にある半蔵門駅前整体院です。春先から夏にかけて、新しい環境や生活リズムに慣れず、ストレスや不安が増えることがありますよね。またこれから皆様お待ちかねのゴールデンウィークが近づいてきています。そんな時期に現れるのが、いわゆる「5月病」です。今回は、5月病についてのお話をさせていただきます。
五月病とは?
5月病は、新しい環境やストレスが原因で、5月頃に心身に不調が現れる現象を指します。特に新入社員や新入生など、環境の変化が大きい人々に多く見られます。初期症状としては、不安や抑うつ感、イライラ、集中力の低下。やる気が出ない、食欲が落ちる、眠れなくなるなどが挙げられます。これらの症状をきっかけとして、徐々に体調が悪くなり、欠席や欠勤が続くことがあります。
五月病の原因
五月病は、主にストレスが原因で起こります。進学や就職、転居などで新しい環境に変わる人が多い新年度は、特にストレスがたまりやすい時期なのです。
五月病は病院などで使われる正式な病名ではありません。医学的には、適応障害、うつ病、パーソナリティー障害、発達障害、パニック障害、不眠症といった病気などがあります。五月病の原因で一番多い病気は適応障害ですが、実は発達障害の人もいると考えられています。発達障害には、自閉症、注意欠如・多動性障害(ADHD)、アスペルガー症候群など、さまざまなタイプがあります。計算や暗記が得意で学生時代には成績優秀だったが、社会に出るとうまくいかないという人は、アスペルガー症候群の可能性があります。
こんな人は要注意!
五月病は、誰でもかかる可能性があります。なかでも、受験や就職などの大きな目標を達成したことで、燃え尽き症候群(バーンアウト)のような状態に陥っている人や、環境が大きく変わったことで周りにうまくなじめないという人は、ストレスをため込みやすいので注意が必要です。
また、五月病の原因とされる適応障害やうつ病といった病気になりやすいタイプの人もいます。このような人は、性格的に几帳面でまじめ、責任感があるといった特徴があり、一人で抱え込んですべてをきちんとしようとします。気負いすぎずに、周りの人に協力を求めるようにしましょう。
五月病を予防するには?
1)自分だけの時間をつくる
ストレスの背景には、対人関係の悩みがあることが多いものです。対人関係がうまくいかず、過度なストレスがたまると、心の健康に影響が及びます。その結果、対人関係がさらに悪化するという悪循環に陥ることもあります。そこで、おススメは「自分の時間を持つこと」。趣味の時間をつくる、1人で旅行するなど、ストレスの原因となる人間関係からいったん離れてみると、気分転換になります。
2)体のリズムを整える
睡眠の質や時間が心身に影響することが、さまざまな研究によって明らかになっています。休日もある程度決まった時間に起き、深夜まで活動したり、就寝前にデジタル機器に触れることはできるだけ避けましょう。
3)運動をする
体を動かすことは、心の健康にもよい影響を与えます。強いストレスを感じていると、体も緊張して硬くなってしまいます。ストレッチや筋弛緩法(※1)で筋肉を緩めて体の緊張を解くと、心もリラックスします。また、余暇時間に好きな運動を楽しめば、気分をリフレッシュできます。ウォーキングや筋トレ、水泳、ヨガなど、自分に合った運動を見つけて習慣にしましょう。
4)3度の食事を大切にする
心身の健康の維持には、1日3食、栄養バランスのとれた食事が欠かせません。食事のリズムが整うと、日中の活動や睡眠リズムも自然と整い、ストレス管理に役立ちます。とくに朝食を食べている人はイライラしにくく、ストレスが少ない傾向にあることがわかっています。
5)誰かに悩みを話す
自分の気持ちや悩みを友人や家族、心の専門家などに話すことで、自分では気づかない問題解決の糸口が見つかることも少なくありません。ひとりで抱え込まないようにしましょう!
自分のストレスや疲労に早めに「気づいて」、早めに「対処する」ことが五月病予防・対策のコツです。また、あなたの周囲に五月病かも? と感じる人がいたら、「元気がないみたいだけど、大丈夫?」と声をかけて、話を聞いてあげましょう。みんなで五月病やうつ病を防ぐことも大切なことですね。
五月病を予防するにはストレスや疲労をためないことが大切です。疲労回復を心がけ、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
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